日本のリフォーム事情ばかりでなく、海外と比較しながら環境問題について考えましょう。
住宅の寿命は、総務庁の調査によれば「イギリスが141年、アメリカ96年、フランス86年、ドイツ79年」とし、日本のそれは30年と極端に短いのが分ります。
地球の資源問題、温暖化問題などでこれまでのような供給側の論理が通じない事態に急速に直面」しているのは、確かです。
特に、住まいからのCO2の排出削減については気になるところです。
日常の居住時の省エネ・環境に配慮する意識は大事ですが、ひんぱんな建て替えが地球環境に大きな影響を与えることは常識となっています。
すでに数年前から欧米先進国から、日本の住宅寿命の短さが批判の的にもなっていますが、日常の生活や住宅の建て替え時で、いったいどれくらいのCO2が排出されるものか。
日本の住宅は30年間CO2を出していますが、いつ一番多く出すかというと、取り壊して建て替え新築するときです。
某大手住宅メーカーが、私たちが今住んでいる住まいの環境負荷について、興味ある計算をしています。
住宅の一生を通した環境負荷を把握するため、生産から解体にいたるまでの各段階におけるCO2排出量をライフサイクルアセスメント手法を用いて算出しました。
それによれば、30年間の居住時(照明、給湯、厨房、冷房、調理)のCO2排出量が69.9%(188.8トン)、残りの30.1%(33.4トン)を建て替え時の原材料、工場生産、輸送、施工、修繕更新、解体、処理、企業活動において排出する、としています。